2013年12月11日

そもそもコーティングってなに?

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コーティングの本来の目的は、「塗装自体や、その美しさを長期に渡り保存すること」です。
その保存の技術こそが「コーティング」なのです。

皆さんや、多くのプロショップですら「傷が付きにくくなる」「汚れにくくなる」事だと思っているようですが、それらはあくまでコーティング本来の目的を果たすためのいわば“目標”に過ぎません。
目的あっての目標だと言うことをよく覚えておいて下さい。




東京タワー・お台場に程近い港区芝浦の
「カーコーティングドットコム洗車の匠」

http://www.carcoating.com 

2013年12月12日

なぜ“ガラスコーティング”なの?

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車の塗装(塗料)は石油由来の“有機物”です。
有機物にはいいところがたくさんあります。
しかしその欠点は“酸化”してしまうこと。
酸化により致命的なダメージを被ります。

ガラスは、塗装(塗料)と真逆の“無機物”です。
無機物は酸化しません。
それにガラスは無色透明で独特の美しさを有しています。
ならば、この酸化しない美しいガラスで“フタ”してしまえば塗装の酸化を防げるんじゃないか?
といって編み出されたのが「ガラスコーティング」なのです。
現在ではカーボディコーティングの主流になっています。




2013年12月13日

ガラスコーティングに弱点はある?

もちろんありますよ。
何事にも表があれば裏もあります。
強みと弱みは表裏一体。

無機質、無機物のガラスの強みは前出のとおり
“酸化”しないことです。

では弱みは?

それは水に含有するミネラル分(無機物)と強く結びつきやすく(凝固)、
その結果としてシミ(イオンデポジット)が発生しやすいということです。
要するに無機質のもの同士がくっついて、面倒なことになるわけです。
こうなっては水洗だけでは除去できません。
専用のクスリが必要になります。

また無機は無機同士結びつきやすいのと同じく、
有機は有機同士で結びつきやすいわけです。
そのことはまた別の機会に。



2013年12月15日

ガラスコーティングの表面にできる「イオンデポジット」ってなに?

水に含有する無機質の成分(ミネラル分)が塗装表面に凝固したものです。
いわゆる「ウォータースポット」の一種です。
上から見ると“輪っか状”に付着します。

横から見ると、ちょうど“お皿”のような形状になってます。
周りが高くて中ほどが低く、中に水が溜まりやすい形状です。
専用の薬剤でほぼ100%除去可能です。

イオンデポジットはウォータースポットのいわば初期段階のもので、
このままではまだ塗装面に重大なダメージは与えていません。
無機のミネラル分がこびりついてるだけだからです。

しかしこれを放置しておくと、やがて塗装面に深刻なダメージを与えることに発展します。
よって、クスリによる早めの治療(除去)が重要です。

つづく

2013年12月16日

ウォータースポットの一種「イオンデポジット」を放置するとどうなるの?

結論から言いますと、次第に大きく強固なものに成長し、
やがて深くえぐられたようなクレーター状のウォータースポットに発展します。
こうなってしまっては“クスリ”は効きません。
除去には研磨が必要になります。
それも重研磨になる場合が大半です。

イオンデポジットはお皿のような形状をしているということは前回述べました。
ということは、雨や洗車時にかかった水は他の箇所よりも
その皿状の箇所に優先的に溜まります。
同じ箇所に毎回同じように水たまり(水滴)ができることになると、
同じ箇所に毎回同じように水の含有ミネラル分が凝固していきます。
次第にイオンデポジットの“お皿”は大きく深いものに進化していきます。
水を溜め込む力も益々大きくなっていきます。

そしていよいよ次の段階、「塗装面にクレーター状の穴を掘る作業」
が始まります。   つづく



2013年12月17日

「水滴のレンズ効果」なんかでホントにウォータースポットができるの?

一度“皿状”のイオンデポジットができてしまうと、そこに他の箇所よりも優先的に
水溜り(水滴)ができやすくなってしまうということはご理解いただけたことと思います。
さながらゴルフのティーの上に「ころん」とゴルフボールが乗っかってるような感じの状態です。
これを何度も繰り返すうちにやがては陥没したクレーター状のウォータースポットに発展します。
では、ここからどのようにクレーターに発展するのか?

多くの皆さんが水滴のレンズ効果によってできるものだと思ってるようですが、
それはなにかの“勘違い”でしょう。
この表現、ずいぶん昔から使われていますが、いったい誰が言い出したんでしょうか…
ある意味シロウトさんにはとてもわかりやすくて良い表現だと思います。
私もキライじゃないので決して否定はしません。

水滴が乾くときは、その中心から放射状に乾いていきます。
(ここ重要なので、よく覚えておいて下さい。)
水分は蒸発のため減少していきますが、蒸発しない含有成分は徐々に外側に放射状に押しやられていきます。
実は水にはイオンデポジットの基になる無機のミネラル分のほかにももうひとつ塗装やコーティングに面倒を起こす成分が含有されています。
それはなにか、は次回ご説明します。





2013年12月18日

塗装面やガラスコーティングにさえ深刻なダメージを与える成分とは?

前回の続きです。

塗装面や塗装を守るはずのガラスコーティングにさえ深刻なダメージを与えるある成分の力によって、クレーター状のウォータースポットは作られてしまいます。

前回ご説明したとおり、ボディに残留した水滴は中心から放射状に乾燥していきます。
水分は蒸発のため減少していきますが、蒸発しない含有成分は徐々に外側に放射状に押しやられていきます。
この含有成分のうちのひとつが“イオンデポジット”の基になる無機のミネラル分です。
これは凝固してしまいますが、クスリがあればほぼ完璧に除去可能です。

では問題のもうひとつの成分とは何か?
それはなのです。
正確には酸化力という、水が本来持つ力のことです。

要するにその酸化力によって、塗装やガラスコーティング被膜が溶かされてしまうというわけです。 つづく